なぎなたこうじゅ(薙刀香需)



ナギナタコウジュ(学名は:Elsholtzia ciliata)はシソ科ナギナタコウジュ属の一年草。草丈は30〜60cm。原産地は。北海道〜九州の山地や道ばたに生える。全体に強い香りがする。葉は対生し、長さ3〜9cm、幅1〜4cmの卵形〜狭卵形で先はとがり、ふちには鋸歯がある。花期は9〜10月。枝先に花穂をだし、淡紅紫色の小さな花をつける。花冠は長さ約5mmの唇形で、ふちは細かく裂け、毛が生えているように見える。花の反対側に苞が整然と並び、苞は中心部がもっとも幅広く、ふちには短毛があるが、背面は無毛。別名ー。



ちょうせんまき(朝鮮槙)



チョウセンマキ(学名: Cephalotaxusharringtonia f. fastigiata)はイチイ科イヌガヤ属の常緑針葉低木。高さは1~3m。原産地はイヌガヤの園芸品種。よく枝分かれし、枝が上向きに伸びる。葉はらせん状につき、イヌガヤのように2列に並ばない。葉は線形で、先端が短くとがるが、触っても痛くない。葉の表面は深緑色で、裏面には白い気孔帯がある。花期はー。別名チョウセンガヤ(朝鮮ガヤ)。


ソリダスター(Solidaster)



ソリダスター(学名:x Solidaster luteus)はキク科 ソリダステル属の多年草 。草丈は60~80cm。原産地は20世紀はじめフランスのリヨンで作出された。セイタカアワダチソウ等ソリダゴ属の仲間と、アスター属の仲間テリアツバギクとの属間雑種で、両方の属名を組み合わせて、花名となった。葉は線形~長楕円形で、傷みやすい。互生の葉腋から花茎を出す。花期は7~8月。1~1.5㎝の黄色の花で、散房状に多数つき、筒状花の集まりの周りを囲んだ舌状花は、咲き始めの鮮黄色から、後に淡黄色になる。別名ソリダスター・ルテウス(Solidaster luteus)。

きはぎ(木萩)



キハギ(学名:Lespedeza buergeri)はマメ科ハギ属の落葉低木。高さは 1.5~2m 。原産地は日本、中国、朝鮮。本州、四国、九州の山地や丘陵地の林縁、崖地などに生える。樹皮は、灰色で縦に裂ける。一見つる性のようにも見える。一年枝は赤褐色で微毛がある。葉は3出複葉で2列互生する。他のハギはらせん状の互生なので区別できる。小葉は長卵形または長楕円形で先端が尖り、柄があり、やや白味を帯びる。表面は無毛、裏面には絹毛がある。葉縁は全縁、波打つ。花期は6~9月。葉腋から総状花序を出し、淡紫白色の小さな蝶形花を付ける。果実は長さ約1.5㎝、毛が散生し、先が尖り、1種子が入る。種子は長さ(乾いた状態)3.5~4㎜の扁平な惰円形、橙色。和名の由来は木立になることから。別名ノハギ(野萩)。

おとぎりそう(弟切草)



オトギリソウ(学名:Hypericum erectum)はオトギリソウ科オトギリソウ属 の多年草。草丈は30〜60cm。原産地は日本、中国、朝鮮半島。日本全土の日当たりのよい山野に生える。葉は対生し、長さ3〜6cm、幅0.7〜2cmの広披針形で黒点が多く、ふちにも黒点が並ぶ。葉の基部は円形〜心形でやや茎を抱く。花期は7〜9月。花は黄色で直径1.5〜2.5cm。花弁と萼片には黒点と黒線がある。雄しべは多数あり、基部で短く合着して3つの束にわかれている。さく果には縦の明線が入る。別名タカノキズグスリ(鷹の傷薬)、チドメグサ(血止め草)、セイヨウオトギリ(St. John’s wort)。



くろばなろうばい(黒花蝋梅)



クロバナロウバイ(学名:Calycanthus floridus)はロウバイ科 クロバナロウバイ属の落葉低木。高さは0.5~1m 。原産地は北アメリカ南東部。多数の枝を出して茂る。香る濃緑色の葉。花期は5~6月。赤褐色のシックな花を咲かせる。花の香りが良い。別名ニオイロウバイ(匂い蠟梅)、クロロウバイ(黒蠟梅)。変種のアメリカロウバイ(アメリカ蝋梅、学名:Calycanthus floridus var. glaucus)は、クロバナロウバイに似ているが、全体に大型で、葉裏に毛がなく、花の香りが弱い。

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ホンカンゾウ(学名:Hemerocallis fulva var. fulva)は ユリ科ワスレグサ属の多年草。草丈は1~1.4m。原産地は中国中部南部、ネパール、タイ。標高300~2500mの林内や潅木帯、草原、河岸などに生える。葉は広線形で根生する。花期は7~8月 。花茎の先に橙赤色の花を咲かせる。わが国に分布する「やぶかんぞう」の母種とされる。古代から薬用に用いられ、根は萱草根(かんぞうこん)、花は金針菜(きんしんさい)と呼ばれて、止血剤や消炎剤として用いられてきた。花被は、開花期には外側に反り返る。朝開花して夕刻にはしぼむ1日花 。名の由来は、本物のカンゾウや真正なカンゾウから、ホンカンゾウの名がついた 。別名シナカンゾウ(支那萱草)、ボウユウソウ(忘優草)。この名は花の蕾(つぼみ)を調理して食べると、心配事をすべて忘れる程、美味しいことから。英名は Orange daylily。



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マンネンスギ(学名:Lycopodium dendroideum)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑シダ。草丈は10~30cm。原産地は日本、東アジア、北アメリカ 。山地の林内や日当たりのよい場所でみられる。主軸は地中を長く這い、まばらに枝分かれする。側枝は地上に直立し、上部で枝分かれしてスギの木のような形になる。枝は斜上または直立して葉を密につける。葉は線形で、先がとがり、縁は全縁。胞子嚢穂は長さ1~6cm、径0.5cmの円柱形で、小枝の先に1個つき、1本の側枝あたり数個つく。胞子嚢穂は無柄で、胞子葉は卵状心形です。姿をスギに例え、常緑であることから名がつけられた。別名ウチワマンネンスギ (団扇万年杉) 、タチマンネンスギ (立万年杉) 。

こんてりくらまごけ(紺照鞍馬苔)



コンテリクラマゴケ(学名:Selaginella uncinata)はイワヒバ科イワヒバ属の非耐寒性常緑多年草。草丈は~m。原産地は中国南部。日本ほぼ全土の山林の地表などに自生する。地表を這い小さな群落を作る。葉は燐片でよく分岐する。地上を這い、葉も小さいことからコケ植物に似ているがシダ植物。花期はー。名前の由来は葉色が藍色を帯びていることと京都の鞍馬山から。光や湿度の加減で様々な色に見えることから「虹色」の言葉を持つとも言われている。強い光の下では葉の青みが無くなり緑色に。湿気の多い日陰では青みがかった緑色になる。グランドカバーや鑑賞用に利用される。別名レインボーファン(rainbowfun)。

えんこうすぎ(猿猴杉)



エンコウスギ(学名:Cryptomeria japonica v.araucarioides)はスギ科スギ属の常緑針葉小高木 。高さは1~4m。原産地はスギの園芸品種で、突然変異種を挿し木によって増殖したものとされる。枝葉長く輪生する。細い枝は紐状になって下垂する。枝が長くのびて、手長猿が手をさしのべたような形をしているのでこの名がある。「猿猴」は手長猿と尾長猿の総称。長い葉と短い枝が交互に発生している。花期は花が咲くことや実がなることはなく、葉以外には見どころに乏しい。挿し木で増やすのが一般的。生花用として欠くことのできないものの一つになっている。庭園などに用いる場合は、下草、石付、根締などによく適している。湿気にとむ肥沃な半陰地などでよく生育する。冬季は他のスギと同様に葉が茶色になる。別名アヤスギ ()。英名Monkey tail cedar 。

うめばちそう(梅鉢草)



ウメバチソウ(学名:Parnassia palustris)はユキノシタ科 (ニシキギ科 、ウメバチソウ科)ウメバチソウ属の多年草 。草丈は10~40cm。原産地は北半球の温帯~亜寒帯。日当たりのよい湿地や小川のそば、山地の水がしみ出るような斜面に見られる。根際から生える葉はロゼット状である。 茎につく葉はハート形または円形で茎を抱く。花期は8~10月。茎先に白い5弁花を上向きに1輪つける。 花弁には緑色の脈が目立つ。花弁はウメの花弁に似て円く、 花の中央に雄しべが5本ある。 雄しべは1日に1本だけ立ち上がって花粉を出す。 雄しべの隣に細かく分裂した仮雄しべがある。 仮雄しべは花粉を出さない。 また、真ん中に白い帽子のような形の雌しべがある。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。名の由来は、花の様子を家紋の「梅鉢」に見立てたものである。別名バイカソウ(梅花草)。





ふでりんどう(筆竜胆)



フデリンドウ(学名:Gentiana zollingeri)はリンドウ科リンドウ属の越年草。草丈は6〜9cm。原産地は 日本,朝鮮半島,中国,樺太。上半部に葉が密に対生する。葉は長さ0.5〜1.2cmの広卵形でやや厚く、裏面はしばしば紫色を帯びる。花期は3〜5月。茎の先に青紫色の花が数個集まってつく。花冠は長さ2〜2.5cmの鐘形。萼は緑色。別名ヒツリョウタン(筆龍膽)。


たつのひげ(龍の髭)



タツノヒゲ(学名:Diarrhena japonica)はイネ科タツノヒゲ属の多年草。草丈40~80cm。原産地は中国、カムチャッカ、韓国、日本。北海道~九州の山地の林内に自生。繊細な草本で基部は肥大せず、群生しない葉は互生し、葉身は狭披針形で長さ15~30cm。葉は基部で表裏が逆になっている。花期は8~9月。花序は疎らな円錐状で長さ10~20cm、枝は各節から1~2個、細く叉状分枝し開出して小穂をつける。小穂は単生し、1~3個の小花からなり、長さ3~5mmで脱落しやすい。和名の由来はその疎らに伸びた花序の枝を龍の髭に見立てたもの。別名-。




せんぶり(千振)



センブリ(学名:Swertia japonica var. japonica)はリンドウ科センブリ属の一年草または二年草。草丈は5~20cm。原産地は。山野の日当たりのよい場所でみられる。茎は紫色を帯びる。葉には根出葉と茎につく葉があり、根出葉は開花期にも少数が残る。茎につく葉は対生する単葉で、長さ1.5~4cmの線形。花期は8 ~11月。分かれた枝先に円錐状の花序をつくり、上向きに5弁の白い花を咲かせる。花径は2~3 cm、花冠は深く5裂し、花弁は長卵形、縦に淡紫色の脈が5本がある。5枚の萼片は、線形で尖り、長さは5 ~11 mm。朔果は花冠よし少し長く、種子はやや円い。ゲンノショウコ、ドクダミと共に日本の三大民間薬の一つとされていて、昔から苦味胃腸薬として使われてきた。千回振り出しても苦みが消えないことが名の由来。別名トウヤク(当薬)。

おおつるぼ(大蔓穂)



オオツルボ(学名:Scilla peruviana)はキジカクシ科(クサスギカズラ科、古くはユリ科)ツルボ属(シラー属、スキラ属)の多年草。草丈は20~40cm。原産地は地中海沿岸の南ヨーロッパ、北アフリカなど。葉は広線形で肉厚、スイセンの葉と似ている。花期は3~5月ごろ。花茎の先に径2cmぐらいの星型の小花を数十個傘状につける。花色は濃い紫が多いが、白色の物もある。蕾は個々の蕾が集まった楕円形で、下のほうより咲き始め、沢山の花が釣り鐘状になる。外側から順に開いていく。翌年も花を咲かせる場合には、開花のあと、球根を掘り出して、乾燥させないように貯蔵するか、数年植えておいたままでも花を咲かすことが出来る。球根は、たまねぎのような形をした鱗茎。花が枯れたら茎ごと切り取り、葉は枯れるまで残しておき、葉が完全に枯れてから切り取る。これは、葉に光合成させ、球根に来年の開花のためのエネルギーを蓄えるため。青い星のように見えることから、「星のソナタ」で販売されていたこともある。繊細なルックスとは裏腹に、驚異の増殖力を持っている。シラーは、ビフォリア、シベリカ、アルバなど小型種のほか、イングリッシュブルーベルの名で知られるノンスプリクタなど、100種類以上の仲間を持つ。別名シラー・ペルビアナ(Scilla peruviana)、スキラ・ペルビアナ(Scilla peruviana)、ワイルドヒヤシンス(Wild hyacinth)、スキラ(Scilla)、スキルラ(Scilla)。宝塚逆瀬台(2021/4/30)

宝塚逆瀬台(2013/3/18)





こうぼうむぎ(弘法麦)



コウボウムギ(学名:Carex kobomugi)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草。草丈は10~20㎝。原産地は日本、朝鮮、中国、台湾、ロシア 。北海道〜九州の海岸砂浜に生える。全体に硬くて強い。根茎は太く、長く伸びる。茎は鈍い3稜形で、1綾だけがざらつき、硬い。葉は幅約5㎜の線形。有花茎は高さ10〜20cm、稜は鈍い。花期は4~7月 。雌雄異株まれに雌雄同株。茎の先に長さ約5㎝の卵形~長楕円形の太い筆のような花序をつける。雄花序の方が雌花序より細い。雌の鱗片は縁が淡黄色の緑色で、先が尖る。果胞は長さ約1㎝、先に長い嘴があり、縁に狭い翼があり、翼の縁に鋸歯がある。果胞の表面は硬く、果胞の内側には硬質発砲ウレタン樹脂のような層があり、中の痩果は小さく、ツルナの果実のように海流散布される。別名フデクサ(筆草)。

はまぼうふう(浜防風)



ハマボウフウ(学名:Glehnia littoralis)はセリ科ハマボウフウ属の多年草。草丈は5~40cm。原産地は日本、東アジア、北アメリカ西部、アラスカ。日本全土の海岸の砂地に生える。根は黄色を帯び、太くて長い。茎の上部や花序には白い軟毛が密生する。葉は1〜2回3出羽状腹葉で、厚くて光沢がある。小葉は長さ1.5〜6cmの倒卵状楕円形で不ぞろいの鋸歯がある。花期は6〜7月。茎の先に複散形花序をだし、白色の小さな花を密につける。果実は長さ6〜8mmの倒卵形で隆起線は太く、背面に毛が密生する。別名ヤオヤボウフウ(八百屋防風)、ボウフウ(防風)。



なたまめ(鉈豆、刀豆)



ナタマメ(学名:Canavalia gladiata)はマメ科ナタマメ属の蔓性多年草(寒さに弱いため日本では一年草として栽培)。草丈は80~150cm。原産地は台湾。茎が他物に巻きつきながら成長する。葉は3出複葉で、長い葉柄があり、互生する。小葉は10~15cm、先が尖った卵形。花期は7〜9月。<葉液から長い総状花序を出し、淡紅紫色の蝶形花を咲かせる。花序は下向きに垂れ下がり、花は真上を向く。通常のマメ科の花は横向きにつくが、真上を向くため、旗弁が水平方向に出る。花径は30mm。花色が白いものがある。果実は豆果で、扁形な長い刀状でやや湾曲する。果長は30~50cm。種子は薄い小豆色。ナタマメの由来は、豆の莢が中国の青龍刀のような形をしていることから昔から縁起のよい豆として、商売繁盛、勝利の神として親しまれている。 若莢は福神漬、ヌカ漬、酒粕漬、みそ漬、塩漬等の材料に利用される。種子を砂糖漬、いりまめなどにも利用される。生育旺盛で育てやすく、家庭菜園向きの優良品種。サヤは鮮やかな緑色で長さ30cmにもなり、1サヤに7~8粒の実が入る。食味優秀で風味も最高。「なたまめ茶」には、なた豆特有の成分のほかにも多くの成分が含まれ、 赤なた豆にはポリフェノールが多く含まれている。なた豆に多く含まれているのは「タンニン」で、殺菌効果や高い抗酸化作用があり、血中コレステロールを低下させたり、高血圧・動脈硬化・脳梗塞の予防といった健康効果や、活性酸素の除去(酸化予防)といったエイジングケア効果も期待できる。別名トウズ、タチマメ(刀豆)。英名はRed Sword

うんらん(海蘭)



ウンラン(学名:Linaria japonica)はオオバコ科 ウンラン属の多年草。草丈は10~25cm。原産地は日本、朝鮮、千島、サハリン、ウスリー 。北海道、太平洋側の千葉県以北、日本海側の鳥取県以北、四国北部の海岸の砂地にはえる。全体に粉白色を帯び、茎は枝分かれして、斜上または地を這う。葉は対生または3~4輪生し、茎の上部では互生する単葉。葉は長さ1.5~5cmの楕円形~楕円状披針形で質がやや厚く、全縁。葉柄はない。花期は8~10月 。茎先に短い総状花序を出す。花は黄白色で、花冠は2唇形、上唇は直立して2裂し、下唇は3裂して大きく、基部は盛り上がって黄橙色。果実は径5~6mmで球形の蒴果で、熟すと不規則に裂ける。種子には翼がある。名の由来は、海岸に咲く蘭(らん)から、海の蘭が転訛して、海蘭(ウンラン)の名になったという。別名キンギョソウ(金魚草)。



みずたまそう(水玉草)



ミズタマソウ(学名:Circaea mollis)はアカバナ科ミズタマソウ属の多年草。草丈は20〜60cm。原産地は日本、朝鮮、中国、インドシナ半島。北海道〜九州の山野の木陰などに生える。地下に匐枝を伸ばし広がる。茎は直立し、茎には下向きの毛が生え、節は赤褐色を帯びることが多い。葉は対生し、長さ5〜13cmの長卵形〜卵状長楕円形で先端はとがり、基部は円形、ふちには浅い鋸歯があり、長い葉柄がつく。ときに葉の基部が浅い心形になることがある。花期は8〜9月。茎の先や上部の葉腋から花序をだし、白色または淡紅色の小さな花をつける。花弁は2個で先が2裂し、1/4~1/2まで切れ込む。萼片は緑色、無毛、2個つき、長さ1.6~2.9㎜、幅1~1.5㎜、花弁より大きい。雄しべ2個。柱頭は2裂。花柄の毛はまばらで、少ない。果実は広倒卵形、直径3〜4mmの堅果で、4本の縦溝があり、カギ状に曲がった毛が密生する。2室で2種子がある。名前の由来は、球形の果実を水玉に見立てた説、果実についた露が玉になるからという説がある。 似た花にウシタキソウ(牛滝草、学名:Circaea cordata)がある。葉はハート型で細毛があり、節部は紅紫色にならない。別名ー。


はまなたまめ(浜鉈豆)



ハマナタマメ( 学名:Canavalia lineata)はマメ科ナタマメ属のつる性多年草。草丈は5m以上。原産地は日本、台湾、中国。本州(太平洋側は千葉県以西、日本海側は山形県以西)〜琉球の海岸の砂浜に生える。基部木質のつる草。長さ5m以上に達する。茎はいちじるしく伸長し、短い逆向きの圧毛をまばらにつけ、のちにやや無毛となる。小葉はやや黄緑色をおび、円形〜広倒卵形で、やや革質、鋭頭または円頭、長さ5〜12cm、幅4〜10cm。托葉は卵形、鋭頭、長さ4〜5mm、脱落性。花期は6〜8月。1花序に十数花をつける。花は淡桃色、長さ2.5〜3cm、1節に2〜3個がつき、翼弁と竜骨弁はほぼ同長。萼は長さ1cm内外、上萼唇(向軸側の萼裂片)の先はとがり、少し突き出る。豆果は長さ5〜10cm、幅3〜3.5cm、2〜5個の種子を入れる。種子は褐色、楕円体、長さ約1.5cm、長いへそがある。クズに似るが、クズは葉の両面に粗い毛が密生する。別名ー。

ひめどころ(姫野老)



ヒメドコロ(学名:Dioscorea tenuipes)はヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。草丈は1~10m。原産地は日本?。本州(関東地方以西)~沖縄の山野に自生する。 細いつるで巻き付く。根茎は肥大して食用になる。葉は互生し、5~12cmの三角状披針形で、先は細く尖り、基部は心形となり、 左右に張り出す。花期は 7~8月。雌雄異株で、雄花序も雌花序も葉腋から垂れ下がり、小さな花を多数つける。 雄花は淡緑色で小さく、花軸に互生状に並ぶ。 雌花には果実の子供のようなものがあり、 花軸に互生状にならぶ。 蒴果には120度間隔で3つの翼があり、熟すと3裂する。 種子は楕円形で翼がある。オニドコロ と似ているが、葉が円心形でなく、 もっと細い。別名エドドコロ(江戸野老)。

ナガイモ:葉は対生し細長い厚手の三角状で基部が張り出し、花は白色、雄花序直立、ムカゴがつき、蒴果に半円形の3翼、茎や葉柄が紫色。
ヤマノイモ:葉は対生し細長い三角状で、花は白色、雄花序直立、ムカゴがつき、蒴果に半円形の3翼。
オニドコロ:葉は互生して丸みがあり、花は淡黄色、雄花序直立、ムカゴつかず、蒴果に長円形の3翼。
ヒメドコロ:葉は互生し細長い三角状、花は淡黄色、雄花序下垂、ムカゴつかず、蒴果に半円形の3翼。
カエデドコロ:葉は互生し掌状に裂け、花は黄色、雄花序下垂、ムカゴつかず、蒴果に半円形の3翼。
タチドコロ:茎は直立後につる状となり、葉は三角状倒卵形、花は黄緑色、雄花序直立、ムカゴつかず、蒴果に半円形の3翼。

からすうり(烏瓜)



カラスウリ(学名:Trichosanthes cucumeroides)はウリ科カラスウリ属のつる性多年草。草丈は蔓性。原産地は日本、中国。東北地方南部〜九州に生える。根はつねに束状に分枝し紡錘状に太くなる。葉は卵心形〜腎心形、縁に鋸歯があり、ふつう3〜5浅裂するが、ときに5深裂し、裏面に短毛を密生する。花期は7〜9月。白い花を咲かせる。雄花序は長さ2〜10cm、苞は小さく2〜3mm、雌花は葉腋から出る。萼筒は長さ6cm。花冠裂片は広披針形〜長楕円形で、縁は糸状に分裂する。夕方から咲いて、花冠の細い裂片が伸び、朝には縮んでいる。液果は球形または長楕円形で長さ5〜7cm、熟すと赤くなる。果柄は長さ1cm。種子は形がカマキリの頭に似て茶褐色、長さ7〜9mm、幅9〜11mm。種子表面の帯の幅は4〜5mm。よく似た仲間にキカラスウリ(黄烏瓜、学名:Trichosanthes kirilowii var. japonica)がある。別名タマズサ(玉章)、ツチウリ(土瓜)、 キツネノマクラ(狐の枕)、 ヤマウリ(山瓜)。

あきのえのころぐさ(秋の狗尾草、秋の犬ころ草)



アキノエノコログサ(学名:Setaria faberi)は イネ科エノコログサ属の一年草。草丈は40〜160cm。原産地は日本、朝鮮、中国、サハリン。北海道〜九州の日当たりのよい空き地や路傍・畑地に生育、群生。葉は長さ30〜40cmの披針形で、表面は少し紫色を帯びた寝た毛が密生するが、裏面は無毛。葉舌は毛状。葉鞘は縁にだけ毛がある。花期は7〜11月。エノコログサより時期が遅い。花序は円柱状、長さ10〜20cm、湾曲して先端は下垂する。小穂は卵形、長さ2.8〜3mm、無毛。果実は広卵形、長さ2mm。よく似た仲間にエノコログサ、キンエノコロ、コツブキンエノコロなどがある。別名ー。

はままつな(浜松菜)



ハママツナ(学名:Suaeda maritima)はヒユ科マツナ属の一年草。草丈は20~60cm。原産地は。本州(宮城県以西)、四国、九州、沖縄
の海岸の砂地によく自生。線状の長さ2,3cm程度のマツに似た葉を持ち、互生、多肉であるが上面は平たく先はやや尖る。枝はしばしば横に広がり、また群生することが多く、浜辺の一角に絨毯のように広がっている。秋には全体が赤く染まり、陽に映えた姿が美しい。花期は9~10月。花は茎の上部の葉腋に小さく淡緑色の花が1~5個が固まってつくが、1つ1つが小さいため、遠目には目立たない。花は無柄で萼は5つに深く裂ける。花弁はなく雄しべは5個、花柱は2個。別名ー。

あぜとうな(畔唐菜)



アゼトウナ(学名:Crepidiastrum keiskeanum)はキク科アゼトウナ属の多年草。草丈は10cm。原産地は日本。本州の伊豆半島以西~九州の太平洋沿岸の 岩場。根生葉はロゼット状、葉が肉厚でへら状、鈍い鋸歯ある。茎葉は互生して付き、葉が肉厚でへら状、鈍い鋸歯ある。花期は10~12月。散房状花序に黄色い、花径:1~1.5cmの小花を密に咲かせる。14枚程の花弁と、14本程の雄蕊、1本の雌蕊から構成される。 花弁の先端には4つの浅いギザギザがある。別名ー。


やまのいも(山の芋)



ヤマノイモ(学名:Dioscorea japonica)はヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。草丈は地中に深く伸びる。原産地は日本。北海道〜沖縄の山野にふつうに生える。葉は対生し、長さ5〜10cmの三角状披針形で基部は心形、先は長くとがる。花期は7〜8月。葉腋にしばしば珠芽(ムカゴ)がつく。雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し、白い小さな花を多数つける。花被片は6個ある。雌花序は葉腋から垂れ下がり、白い花がまばらにつく。雌花はやや小さく、子房に翼がある。成熟すると翼が大きく張りだす。さく果は下向きにつき、扁平な丸い翼が3個ある。種子は円形で周りに薄い翼がある。別名ヤマイモ(山芋)、ジネンジョ(自然薯)、ジネンジョウ(自然生)。

しろみのやぶむらさき(白実の薮紫)



シロミノヤブムラサキ(学名:Callicarpa mollis f. albifructa)はシソ科(旧分類クマツヅラ科) ムラサキシキブ属の落葉低木。高さは3~5m。原産地は日本。紫の色素がないのが特徴。新枝も緑がかっている。花期は6月。白い花を咲かせ、11月上旬には実も白くなる。白い実と白い花冠がなることからこの名が付いた。洲本市で初めて確認され、平成6年に新品種として発表された。同市は翌7年に天然記念物に指定し、同株を保護している。その後大阪府豊能町で見つかっている。別名ー。

かわらよもぎ(河原蓬)



カワラヨモギ(学名:Artemisia capillaris)はキク科ヨモギ属の多年草。草丈は30〜100cm。原産地は。北海道〜沖縄の河原や海岸の砂地などに生え、茎の下部は木質化する。 花のつかない茎は短く、先端にロゼット状に葉をつける。ロゼット状の葉は長い柄があり、葉身は2回羽状に全裂し、終裂片は糸状で、多くは両面に灰白色の絹毛が密生し、白っぽく見える。花茎の葉はふつう無毛で、1〜2回羽状に全裂し、終裂片は糸状。花期は9〜10月。筒状花のみの黄緑色で卵形の頭花を円錐状に密につける。雌花は結実するが、両性花は結実しない。果実は痩果になり、長楕円形で長さは0.8mmになる。 頭花が生薬として使われる。別名ハマヨモギ (浜蓬) 、ネズミヨモギ (鼠蓬)。
ヨモギ、 オトコヨモギ、 カワラヨモギ の 識別点は
・ヨモギ   :楕円状葉が羽状に深裂、葉裏に綿毛。
・オトコヨモギ:へら状葉の先が歯牙状~羽状に切れ込む、毛は僅少、両性花不稔。
・カワラヨモギ:葉は糸状に細裂、茎葉に綿毛なし、両性花不稔。

しまさるなし(島猿梨)



シマサルナシ(学名:Actinidia rufa)はマタタビ科マタタビ属の落葉つる性木本。高さは。原産地は日本、朝鮮南部。紀伊半島~沖縄の海岸附近の山林中に自生する。樹皮は暗褐色で、茎が他物に巻きついて生育する。葉は厚く光沢があり、花序や萼片に赤褐色毛が目立つ。成葉は卵状楕円形で硬く、長さ10cm、幅8cmほどで先は少し突き出て尖る。へりに硬い鋸歯がある。花期は5~6月。雌雄異株。葉腋から集散花序を出し、1~8個の5花弁を咲かせる。花弁は白色で、基部付近は淡紅色を帯びる。花は殆どが下向きに咲く。花は直径2.5cmほど、5個の花弁は長楕円状披針形で縁はやや凹凸する。オシベは多数で葯は黄色。果実は、広楕円形で大きさ3cmほどで、表皮全面に褐色の斑点がある。果実は生食できる。シマサルナシは紀伊半島以西琉球列島、朝鮮南部にかけて見られ、和名シマサルナシのシマ(島)は琉球列島を意味している。別名ナシカズラ(梨葛)。

つたうるし(蔦漆)



ツタウルシ(学名:Toxicodendron orientale)はウルシ科ウルシ属のつる性落葉木本。高さは20~30m(つる性)。原産地は日本、中国、朝鮮半島、サハリン。北海道〜九州の山地の落葉樹林内に生える。つるから気根を出して、ほかの樹木の幹をはい登り、日の当たる樹冠部で枝を広げる。秋には紅葉する。樹皮は黒褐色。若枝には褐色の毛が密生するが、のちに無毛になり、小さい皮目が無数にできる。本年枝は直径2〜5mm。葉は互生。3出複葉。小葉は卵形または楕円形で、先は短くとがり、基部はくさび形または円形。側脈は7〜9対。頂小葉は長さ5〜15cm、幅3〜9cm、側小葉は長さ5〜12cm、幅3.5〜7cm。表面は無毛、裏面は側脈の基部に褐色の毛が密生する。成木の葉は全縁だが、幼木の葉には粗い鋸歯がある。花期は5〜6月。雌雄別株。葉腋から総状花序をのばし、黄緑色の小さな花を多数つける。花序は長さ3〜5cm。花弁は5個、長さ約3mmの長楕円形で、雄花も雌花も反り返る。雄花の雄しべは5個。雌花には退化した雄しべが5個と雌しべが1個ある。花柱は3裂する。果実は核果。直径5〜6mmの扁球形で縦の筋があり、表面には短い刺毛が散生する。8〜9月に黄褐色に熟す。のちに外果皮ははがれ、白いロウ質の中果皮が露出する。核は黄褐色で扁球形。別名ウルシヅタ(蔦漆)。


ほしだ(穂羊歯)



ホシダ( 学名:Thelypteris acuminata)はヒメシダ科ヒメシダ属の常緑シダ植物(常緑多年草)。草丈は40~140cm。原産地は日本、朝鮮半島、中国、、台湾、フィリピン 。福島、新潟以西〜九州の山野や道ばたに、しばしば群生する。根茎は長く、這iい、葉状体の間隔が広い。葉柄は淡褐色、鱗片は褐色。葉身はやや光沢のある紙質~やや革質、乾くと灰緑色、両面に短毛があり、長さ30~60㎝、幅10~25㎝、広披針形、2回羽状中裂。羽片は10~20対つき、頂羽片は槍の穂先のように細長くなる。最下羽片は中央の羽片長と同等かやや短く、下方へ曲がる。裂片は三角状長楕円形で、先が尖る。裂片の側脈は6~10対つき、隣の裂片の脈と網状に繋がる。ソーラスは円く、やや縁寄りに、ハの字形に連なるようにつく。包膜は円腎形、短毛があるかほぼ全縁。胞子嚢は柄に赤橙色の腺がある。別名ー。




かもじぐさ(髢草)



カモジグサ(学名:Elymus tsukushiensis var. transiens)はイネ科エゾムギ属 (カモジグサ属)の多年草。草丈は50〜100cm。原産地は日本、朝鮮、中国、ロシア 。北海道〜沖縄の路傍や原野に生育する。茎は直立・叢生し基部は屈曲する。葉は白緑色で、長さ15〜25cm、幅5〜10mm。花期は5~7月。花序は弓なりに曲がり、長さ15~25㎝の穂状。小穂は白緑色でやや紫色を帯び、長さ14~17mm、小花5~8個をもつ。小花は長さ9.5〜11mm。包穎は披針形、第1苞穎は長さ約5㎜、第2苞穎は長さ約8㎜。護頴(外花頴)は無毛、先が芒(のぎ)になり、芒の長さ2~3㎝、普通、赤褐色。護穎と内穎(内花頴)の長さはほぼ同長のため護頴を内頴側から見ると芒しか見えない。果実は倒披針形、淡黄色・無光沢、腹面はくぼみ長さ約5㎜。よく似たものにアオカモジグサ(青髢草、学名:Elymus racemifer)は護頴に毛があり、護頴より内頴の長さが短い。まれに護頴に毛のないものもあるが、護頴の毛も見分けるポイントとなる。別名。


あおてんなんしょう(青天南星)

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アオテンナンショウ(学名:Arisaema tosaense)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草。草丈は30~100cm。原産地は日本固有。西日本の山地の林床に生育する。全体緑色で、偽茎はふつう葉柄や花柄よりの長い。葉は1~2個、葉身は鳥足状に分裂し、7~15個の小葉からなり、小葉は楕円形~長楕円形で先は急に細まり、時に糸状に伸びる、しばしば縁に鋸歯がある。花期は5~6月。雌雄偽異株で雄株から雌株に完全に転換する。花序は葉の展開に遅れて開き、仏炎苞は緑色で、舷部の先はしだいに細くなり糸状に伸び、時に40cmに達し、内巻して垂れ下がる。付属体は太棒状、しばしば根棒状に膨らむ。別名ー。



こおにたびらこ(小鬼田平子)



コオニタビラコ(学名:Lapsana apogonoides)はキク科 ヤブタビラコ属の越年草 。草丈は5~25cm。原産地は日本、朝鮮半島、中国。本州〜九州の水田に多い。根際から生える葉はロゼット状となり、地面を這って伸びる。 葉は羽状に裂け、先端の葉は亀甲状となる。花期は3~5月。花は花径1cmの小さな黄色い花(頭花)。舌状花の数は6~9枚で、先が5つに裂ける。 花は陽を受けて開く。花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。冠毛はない。若葉は食用になる。春の七草の1つ「仏の座」は本種のことである。別名タビラコ(田平子)、ホトケノザ(仏の座)。宝塚逆瀬台(2020/3/22)。

かなびきそう(金挽草、鉄引草)



カナビキソウ(学名:Thesium chinense)はビャクダン科カナビキソウ属の半寄生多年草。草丈は10〜25cm。原産地は日本、台湾、朝鮮半島、中国、モンゴル。北海道南部〜琉球の日当たりのよい草地に生える。根が細く、茎は稜があり、1または数個束生して、直立し、分枝は少なく上へ向かう。他の植物の根に半寄生する野草。葉は線形で、鋭頭、長さ2〜4cm、茎に互生する。花期は4〜6月。花は腋性し、小型で白色、短い花柄上に単生。苞及び小苞は葉と同形、小苞は2個で、花被の下にある。花被は筒状で、先は4〜5裂し、長さ2〜4mm。果実は楕円状つぼ形で、長さ2〜2.3mm、先端に閉じた花被片をつけ、縦脈と縦脈間の網目模様は隆起する。秋に返り咲きする個体も多い。別名ヒャクニュウソ (百乳草草)、スズメボウキ(雀箒)。


あきざきスノーフレーク(秋咲きSnowflake)



アキザキスノーフレーク(学名:Acis autumnalis、Leucojum autumnale)はヒガンバナ科アキス属の多年草。草丈は15~20cm。原産地は地中海沿岸(ヨーロッパ南西部、北アフリカ)。葉長は10~15cm。花期は8~10月。細い花茎を伸ばして、白色~淡ピンク色の花を下向きに咲かせる。花径は10mm。花茎が出た後、地際から線形の葉を叢生させる。5~8月頃、地上部は枯れて休眠する。名の由来は、スノーフレークに似て秋に花が咲くことから。別名アキス・オータムナリス(Acis autumnalis)。


ツルコザクラ(蔓小桜)



ツルコザクラ(学名:Saponaria ocymoides)はナデシコ科サボンソウ属の多年草(宿根草)。草丈は5~20cm。原産地はヨーロッパ。アルプス山脈の標高2300mまでの地帯に分布し、岩礫地に生える。よく枝分かれをし、匍匐して広がる。葉は細長い楕円形で、対生。葉の先は尖り、縁に鋸歯はない。花期は5~7月。シバザクラより少し遅れた頃に開花が始まり、花径1cmくらいの桃色の5弁花を株いっぱいに咲かせる。花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)。全草にサポニンを含み、石鹸がわりに使われる。成長が早く、よく分枝し広がるのでグランドカバーにも向いている。シャボン草とも呼ばれるサポナリア・オフィシナリスの仲間。別名ロックソープワート(rock soapwort)、サポナリア・オキモイデス(Saponaria ocymoides)。宝塚逆瀬台4丁目公園(2020/4/8)。



クロコスミア(Crocosmia)



クロコスミア(学名:Crocosmia)はアヤメ科クロコスミア属(ヒメトウショウブ属)の球根植物の多年草。草丈は40~150cm。原産地は南アフリカ。草原や河川の流域などに自生する。日本へは明治時代中期に渡来。細長い剣状の葉が群生。花期は6~8月。葉の間から花茎を長く伸ばして花序を出し、花径3~5㎝程度の花を穂状に咲かせる。花は6枚の花被片を持ち、花被片の基部は合着して筒状となる。花は花序の下から上へと咲き進む。花色は赤、オレンジ、黄、複色。性質が強く、よくふえるので、野生化したものが各地で見られる。クロコスミア属には7種があり、最も一般的なのは、クロコスミア・オーレア(ヒオウギズイセン、Crocosmia aurea)とクロコスミア・ポトシー(Crocosmia pottsii)の交配種のクロコスミア・クロコスミイフロラ(ヒメヒオウギズイセン、学名:Crocosmia× crocosmiiflora)。品種も多く、その数は400以上ある。別名ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)、モントブレチア(Montbretia)。地下には球根(球茎)があり、地下茎を伸ばして、その先端に新しい球根が毎年1個ずつできてふえていく。これが3~4年分くらい枯れずに残るので、団子が連なっているように見える。冬は休眠する春植え球根。手がかからない丈夫な宿根草。緑化材料としても利用されている。宝塚逆瀬台4丁目公園(2020/4/8)。

クロコスミアの花




スカエボラ(Scaevola)



スカエボラ(学名:Scaevola aemula)はクサトベラ科クサトベラ属の匍匐性常緑多年草。草丈は10~20㎝。原産地はオーストラリア。草丈は上には伸びず横に広がる。葉は長楕円形で光沢があり、縁には粗い鋸歯がある。花期は5~10月。扇を広げたような花を咲かせ、花色は紫、紫紅、白などがる。覆輪の美しい品種もある。別名ブルーファンフラワー(Blue fan flower)。関西労災病院(2019/7/20)。

チェッカーベリー(Checkerberry)



チェッカーベリー(学名:Gaultheria procumbens)はツツジ科 シラタマノキ属(ゴールテリア属)の常緑低木。高さは10~20cm。原産地はアメリカ東北部、茎は下部からよく枝分かれする。葉は革質で光沢のある濃緑色~暗緑色で、先がやや尖った楕円形で、互生する。葉は寒さに当たると赤味を帯びる。花期は6~7月。葉腋に釣鐘形の花を下向きに咲かせる。花は淡い桃色を帯びた白色で、先端が浅く5裂する。花冠の基部には花冠と同色の5裂した萼がつく。9月頃には、肥大した萼が肉質の果実を形成する。果実は艶のある赤色で、先のくぼんだ球形をし、翌年の晩春まで残る。全草から抽出されるエッセンシャルオイルが抗炎、鎮痛などに使用される。別名ヒメコウジ(姫柑子)、ゴーテリア(Gaultheria) 。関西労災病院花壇(2019/6/17)。






おおはんげ(大半夏)



オオハンゲ(学名:Pinellia tripartita)はサトイモ科ハンゲ属の多年草。草丈は20~50㎝。原産地は日本。地下には径約3cmの球形の根茎があり褐色の繊維に包まれ上方に、ひげ根を輪生する。葉は根茎から20~30cmの柄を1~2本出して上部に大型の葉を1枚つける。葉は緑色で10~20cm、掌状に3深裂して葉片は広卵形、先端は尖り、水平に開き葉縁は波うつ。花期は5~7月。葉茎を1本高さ20~50cmに出してカラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)に似た肉穂状花序の仏炎包をつける。緑色の仏炎包の中の下部には雌花、中部から出る中軸の基部には雄花を多数つけ、10~25cm長く伸びてむちのように立つ。花色は白。和名の由来はカラスビシャク(ハンゲ)に似て大型であることから。カラスビシャクとの違いは、オオハンゲは大型で、葉柄にムカゴが出来ない。葉が1枚の葉が3深裂する。カラスビシャクは小型、葉柄にムカゴができる。葉が3枚の小葉になっている。別名ー。慶沢園(2019/4/29)。




いわからくさ(岩唐草)



イワカラクサ(学名:Erinus alpinus)はオオバコ科イワカラクサ属の多年草。草丈は5~10cm。原産地はーロッパアルプス、ピレネー山脈。匍匐して横に広がる。茎葉には毛が生える。葉はへら形で鋸歯があり、互生する。花期は4~6月。花茎を立ち上げ、紫桃色の筒状の5弁花を株一面に咲かせる。花色は白、薄紫、紅など。園芸品種が多くある。別名エリヌス・アルピヌス(Erinus alpinus)、イワカラソウ(岩唐草)。慶沢園(2019/4/29)。

こけりんどう(苔竜胆)



コケリンドウ(学名:Gentiana squarrosa)はリンドウ科リンドウ属の越年草。草丈は2~10cm。原産地は日本、朝、中国。茎は全体によく分枝して密にパピラ(乳頭状突起 )がある。根生葉はロゼットになり、開花期に枯れ、葉柄は長さ1~2㎝、密にパピラがある。葉身は長さ2~4㎝の卵状披針形~卵形~卵状円形。花期は3~6月。茎の先に薄く淡い青色の花を上向きに開く。花の下の萼がクルンとカールしているのが特徴。和名は小ささを苔にたとえたことに由来する。別名ー。慶沢園(2019/4/29)。

あっつざくら(アッツ桜)



アッツザクラ(学名:Rhodohypoxis baurii)はキンバイザサ科アッツザクラ属(ロードヒポキシス属)の多年草(半耐寒性球根植物)。草丈は5~15cm。原産地は南アフリカ共和国。1920年代にイギリスを中心に品種改良が行われ、日本には昭和初期に輸入された。葉は長さ6~7㎝で先が尖っている。葉が1枚できるごとに茎が1本つき、その1本に1~3個の花が咲く。花期は5~6月(鉢物は11月~4月に流通)。軟毛のある短い葉の間から花茎を伸ばし、6弁花で星形の可憐な花を咲かせる。花色は濃紅、白、白に弁先ピンクや中間色で、一重咲きや小輪、大輪の園芸品種がある。名は太平洋戦争中にアッツ島を日本軍が占領したことを記念して、アッツ島で日本軍が玉砕したことを悼んでつけられた。別名ロードヒポキシス(Rhodohypoxis)。慶沢園(2019/4/29)。



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カナダオダマキ(学名:Aquilegia canadensis)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草。草丈は20~30cm。原産地は北アメリカ~カナダ。森の開けた場所や林縁、崖などに見られる。明治末期に導入された。花期は 4~5月。距が長く伸びた細身の花が特徴。別名アクイレギア・カナデンシス(Aquilegia canadensis)。カナダオダマキの園芸品種である「カナダオダマキ‘リトルランタン’ (Aquilegia canadensis 'Little Lanterns')は可憐な花が灯りのように咲く。カナダオダマキ 'コルベット'(Aquilegia canadensis'Corbett'、黄花カナダオダマキ)は距が長く伸びた細身の淡い黄色の花が咲く。慶沢園(2019/4/29)。

うまのすずくさ(馬の鈴草)



ウマノスズクサ(学名:Aristolochia debilis)はウマノスズクサ科ウマノスズクサ属のつる性多年草。草丈は10~20cm。原産地は日本、中国。川の土手や草地などに生息する。葉は長いハート形で、互生。花期はは6~8月。ラッパ状をした暗い紫色の花筒(萼)を横向きにつける。花弁はなく、3枚の萼が合生して筒状になっている。花のつけ根の部分は球形の子房になっている。和名の由来は、葉が馬の顔の形に、花の球形の部分が馬の首に掛けるような鈴に似ていることから命名されたという説と、ただ単に、花の形が馬の首に掛ける鈴のようだということから命名されたという説がある。別名ウマノスズカケ(馬鈴懸)、ウマノスズ(馬の鈴)、ジャコウソウ、オハグロバナ、ショウモクコウ。慶沢園(2019/4/29)。



シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)



シレネ・ユニフローラ(学名:Silene uniflora)はナデシコ科シレネ属の耐寒性多年草。草丈は5~20cm。原産地は地中海沿岸地方。高山の岩場や砂礫地、海岸に自生。葉は対生し、やや厚みがある披針形~楕円形~へら形で、白みを帯びている。株は地面を這うように広がる。花期は5~6月。伸びた茎の頂部に花序を出す。花序には1~3個程度の花が付き、花は5枚の花被片を持ち、それぞれの花被片は深く2裂している。花はピンクと白。八重咲きもある。花の後ろにあるのは萼が膨らんだもので、淡緑色~淡いピンク色をしており、赤紫色~淡緑色の脈が入る。別名ー。関西労災病院花壇(2019/5/10)シレネユニフローラ(バリエガータ)。

みせばや(見せばや)



ミセバヤ(学名:Hylotelephium sieboldii、Sedum sieboldii)ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属(セダム属)の多肉性の多年草(宿根草)。草丈は5~60cm。原産地は日本、中国。くから園芸用に栽培されているものが日本全国各地に見られ、それらが逸出し群馬県などで野生化している。主に岩場に自生する。葉は円形で表面は薄く白粉をはたいたような銀緑色で赤く縁取られ、厚みがある。またフチにゆるいぎざぎざが見られ、茎を囲むように3枚の葉が付く。茎は直立せず、弓状にしなるよう横から下に伸びていき、長くなるとしだれる。花期は10~11月。花茎の先端に散房花序をなしそこに密生して開花する。色は淡紅色で花径は約1cm、花弁は5枚で長さ4mmほど。裂開前の葯は濃赤紫色でよく目立つ。雌しべは花弁よりも色が濃く目立ち、基部は急に細まり柄状になる。古典園芸植物の一つで、和名は「見せたい」という意味の古語が変形したもので、高野山の法師が詠んだ和歌にちなんでいるといわれている。。別名タマノヲ(玉の緒)。慶沢園(2019/4/29)フイリミセバヤ(斑入り見せばや)

宝塚逆瀬台(2013/11/8)




おおばぎ(大葉木)



オオバギ(学名: Macaranga tanarius)は、トウダイグサ科オオバギ属の常緑小高木。高さは4~10m。原産地は日本(琉球)、台湾、中国~マレーシア。海岸や石灰岩地に茂る。樹皮は黒褐色。葉は互生し、長さ6~15cmの長い葉柄を持つ。葉柄は基部側の裏側に、盾状に付く。葉身は盾形、卵形~長楕円状卵形、長さは10~25cm、先端は細く突き出し、基部側は丸く、縁は滑らかかまたは鋸歯がある。葉脈は葉柄の付着点から放射状に伸びる。裏面には黄色い腺点と鱗状の毛が密生する。花期は3~5月。雌雄異株。花序は苞状の托葉の腋に付き、黄緑色で小型。雄花序は総状か円錐状で長さ13~130cm、雄花は球形か卵形で卵形の苞の腋に多数着き、萼裂片は四個が敷き石状になり、花弁はない。果実は蒴果で長さ5~15mm、幅10mmの扁球形で表面に腺点と刺がある。種子は径5mmほどで球形。材は淡褐色で軽軟。下駄材、箱材、庭園樹、被陰樹に用いられる。葉、花実に抗菌作用がある。別名オオバキ(大葉木)。奄美大島(2019/4/22)。